ひらの混声合唱団の紹介

 

 2000年12月20日にテレマン室内管弦楽団を迎えて、平野区クリスマスコンサートが開催された。 このコンサートの1部は純然たるクラシック音楽、2部は「日本の歌」や「指揮者コーナー」のほか「ベートーヴェンの交響曲第九番“歓喜の歌”をみんなで歌おうコーナー」を設けた区民参加型の楽しいコンサートであった

 

  このコンサートをもとに、2001年度、芸術創造館の運営面での協力と、テレマン室内管弦楽団の指導面での協力を得て、「ひらの第九合唱団」が立ち上げられた。大阪市内24区で初めての取り組みである。この合唱団の事業は大阪市の「地域文化の拠点作り事業」の第1号に取り上げられ、5年間をかけて全楽章の演奏を目指し、目的を達成した。この段階で大阪市の事業としての「ひらの第九合唱団」は終了した。

 

 その後、第九を歌いたい人々約70名が集まり、合唱団を自主運営で続行することになった。新たな合唱団名は「ひらの混声合唱団」として、初代団長に吉原宏一氏を選び、年末の平野区クリスマスコンサートを目指して再出発した。

 

 2013年度から第2代団長大森利治氏、2021年度から第3代団長舘和秀氏を選び活動を続けている。現在、団員数は約60名(平野区以外の団員もかなり在籍)で、年末のクリスマスコンサート、ひら混・ジョイコーラス、大阪市コミュニティ合唱祭に向けてベートーヴェンの「第九」、ミサ曲をはじめ、叙情歌、世界の民謡などを精力的に練習している。また、月1回、練習前の1時間をボイストレーニングに充てて、より美しいハーモニーを目指している。